うつとは何か?


うつは病気か

一時期、”うつは心の風邪”などと言われた時期がありました。

現在では、その考えは否定され、”深刻な精神疾患”と見られています。

”鬱”は”心の病気”になったのです。

 

しかし、うつうつとした気分になることは、誰でもあります。うつ的な気分とうつ病の境はどこなのでしょうか。

 

精神診断上は、期間的に1ヶ月が目安になります。また、社会生活に支障が出るか出ないかも診断基準です。

 

つまり、うつうつとした気分が1ヶ月以上も続き、”やる気がない” ”どこにも出かけたくない” ”ご飯も食べたくない” ”眠れない” ”朝起きられない” などの状態があって、日常生活や社会生活を普通に送ることが困難になっている状態の人に付けられる診断名が、”うつ”です。

 

通常の治療は薬物療法です。そして、認知行動療法がもうすぐ一般的になってきます。

 

ところが、2010年のアメリカの学会の発表では、もうすでに、”今までの薬物療法には根拠がない” という発表がなされてしまいました。今までの薬物療法とは、『セロトニン』という脳内物質にターゲットを絞った、薬物療法です。

 

学会では、この『セロトニン犯人説』自体が、根拠がないという結論に達したのです。そもそも、この『セロトニン犯人説』自体が、うつ病に対する薬物療法として、見切り発車だったようです。

 

ということは、うつに関して言えば、はっきりとした事はまだ何も解明されておらず、病気なのか、症状なのかについても、何もわかっていない。が、薬は処方される。そして、薬は、一部の人には効くが、一部の人には全く効かないという状態で、薬効について確かなことはわからない、ということです。

 

ちなみに、アメリカでは、どういうことが原因かわからない『うつ』というものに対して、50%近くの女性が、Anti Depressant(抗うつ薬)を処方されています。